理事長所感第24号「県内企業アレコレ」

 8月、9月は、「50年に一度の・・、かつて経験したことのない・・」等の形容詞がつく大雨が全国各地に甚大な被害をもたらしました。幸い、佐賀県などには大きな災害はありませんでしたが、日照時間が例年の30~40%しかないとのことで、夏野菜は高値となり、コメの作況指数は、「やや不良」となっています。9月の下旬になって、ようやくお日様が顔を出すようになって、一安心と云うところですが、ここに、改めまして、被害にあわれた皆様に対し、心よりお見舞い申し上げます。

 さて、私は、8月下旬から恒例の県内企業回りを行い、サービス業も含めて、いろんな業種の経営者の方とお会いし、意見交換や現場の見学等をさせていただいています。今日は、これから、佐賀市内の「ものづくり企業」にお邪魔することにしています。この企業は、産業分類上は、一般機械器具製造業で、例えば、半導体製造メーカーの製造装置の部品等を作っているのですが、数年前から、自社で開発製造する最終製品作りに取り組み、着実に実績を上げてきている企業であります。このように、下請けからの脱却を目指したり、6次産業化・農商工連携で新商品開発に取り組んだりと、研究・開発・チャレンジする企業が増えてきている感があります。
 
 今回は、経営者との面談で気になった発言等を「県内企業アレコレ」と題してご紹介していきます。

 先ずは、人材確保が難しいという話。巷間、人手不足という話を聞きますが、ものづくり企業、旅館業の方などから「新卒者は、まず無理。若手人材が欲しいが、中途採用とならざるを得ない。1名でも採用試験を受けてもらえれば、良い方だ。」「開発技術者を地元大学から採用したいが、集まらない。」等、現実に人集めには、苦労されている模様。ちなみに、佐賀県の8月の就業地別有効求人倍率は、1.04(季節調整値)、また、2015.3月高校卒業予定者の8月末の求人数は、0.96で、1997年以降では最高となっているようです。
 
 次は、製品試験のために近隣の県の施設に出向いている企業のお話です。「中小企業が研究・開発に打ち込めるような環境を整備し、最新鋭の機械設備を導入すれば、全国から試験実験に人が集まるようになる。」また、数社からは、「県のトライアル製品に認定されたが、その後の売り込みに難儀している。」「県の人脈等を活用した支援ができないか。」などの提案をいただきました。

 更に、商標登録申請支援などを行っている割烹や旅館、飲食店の方からは、地元食材を使ったチルド食品や地元のお菓子屋とコラボして「オリジナルスイーツ」の開発に取り組んだりと、積極的な動きを知ることができました。

 紙面の都合で、すべての紹介はできませんが、現地に出向いてこその話をたくさんお聞きすることができましたし、次にセミナー等でお会いした時、「この前は、どうも、お世話になりました。」と声をかけることができることが一番の効用ではないかと思っています。

平成26年10月1日
理事長 飛 石  昇
 

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公益財団法人佐賀県地域産業支援センター
〒849-0932 佐賀市鍋島町八戸溝114
TEL:0952-34-4411 FAX:0952-34-4412

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