理事長所感第23号「東京大学での研修」

 

日本食レストラン鵜舞(UMAI)香港・九龍
東京大学の赤門

  7月31日と今月12日に日本立地センター主催の「2014年度次世代産業への参入支援策を地域で考える」研修が、東京大学政策ビジョン研究センターの協力で本郷の東京大学で開催されています。
 参加者は、次世代産業―自動車、航空機、医療機器、IT×医療関連、IT×農業―の中から希望する分野を事前にチョイスして受講を申し込むことが条件で、ワークショップ、グループディスカッション、アドバイザリーによるパネルディスカッション、グループプレゼンテーション、特別講演と、途中1ヶ月余の期間をはさみ、2回に分けて受講することになります。

 私は、「IT×農業」分野を希望し、7/31の前期課程は、東京大学伊藤国際学術研究センターの特別会議室で夜7時過ぎまで、みっちりと、最新情報に触れ、全国から参加している方々と名刺交換も行うことができました。私が希望した「IT×農業」グループには、私も含めて5名が参加していますが、現在、今月12日に開催予定の後期課程でのグループプレゼンテーションに向けてFBを使い意見交換し、資料作りを行っています。

 世界規模でみると、人口は増え、各国の経済発展が進む中、成熟している日本は、少子高齢化が進み、人口が減っていくことが予想されています。日本が、今後も世界の中で、引き続き確固たる地位を保っていくことができるよう、国は、成長戦略を示し、具体的施策・事業に取り組んでいます。このような中、佐賀県が次世代においても溌剌とした県・地域であるためには、そこに働く場があり、就労希望者がキャリアや経験を生かして働ける、新規の就労希望者も受け入れることができる企業・産業があることが大切と考えています。その柱の一つとなりうるのが地域に根差している農林水産業であります。これを次世代産業として育てることで、現在、高校生や大学生などの新規卒業者が、県内外の企業に就職しているように、次世代産業へと成長した農林水産業を核とした地元企業へ就職する(できる)ことが地域の活性化、振興につながるのです。
 

   企業誘致による新たな働く場の確保も重要な取り組みですが、地域とともにある農林水産業を生産(播種から収穫・保管、生鮮品・加工品)から流通、販売まで一気通貫の視点で産業に育て上げることが重要と考えます。生産性のアップや、効率化・省力化、気象情報の分析を行い、収穫の確実性やタイムリーな集出荷、世界の市場の消費者に選ばれる商品の開発等々の各段階で、IT技術を駆使するのです。具体的にどんなIT技術を使うのか?そのための施策・事業や仕掛けをどうしたらよいのか?等々、そんなことのヒントを得ることができればと受講したのですが、種苗生産・管理、品種改良や圃場の確保・管理、人材育成は、どうするのか?等々・・・次世代産業にしていくことを目指すならば、施さなければならない手立てが際限なく広がり、収拾がつかなくなってきます。とまれ、日本最高学府と云われる大学の中の大学である東京大学の教室を使っての研修ですから、単なる研修に終わらないよう、あとひと踏ん張りしていきます。

 

平成26年9月1日
理 事 長 飛石 昇

問い合わせ

公益財団法人佐賀県地域産業支援センター
〒849-0932 佐賀市鍋島町八戸溝114
TEL:0952-34-4411 FAX:0952-34-4412

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