理事長所感第22号「佐賀県香港事務所」

 

日本食レストラン鵜舞(UMAI)香港・九龍
日本食レストラン「鵜舞 UMAI」

 今年は、6月、7月と日照不足で、また、気温もあまりあがらなかったせいか、グリーンカーテンの出来が良くないのですが、梅雨明けからは、一転して暑い日差しと気温が戻ってきたので、8月の暑さをしのげるか心配しています。

 さて、先月、香港のセントラルにある佐賀県香港事務所へ行ってきました。事務所には、県職員3名とローカルスタッフ2名が勤務し、生鮮品や食品加工品等の売り込みやマッチング、香港からの観光客の送りこみ、そして、佐賀県内の中学生などの交流事業等々に日々取り組んでいます。

 滞在中は、日本の食材の品揃えが充実しているスーパーや、どちらかと云えば、地元の方々が買い物に行くスーパー、百貨店、焼き物などを扱っている雑貨店などの視察と、佐賀県はじめ日本の食材を扱っている飲食店のオーナーや職人、そして、サプライヤー、「香港日本人商工会議所」での香港流通事情等の意見交換等を行い、その実情を見聞してきました。 

 フルーツ、野菜、肉、コメ、インスタントラーメン、うどん・蕎麦など乾麺、醤油、海苔、日本茶、清酒等々の各棚には日本の各県の商品が、肉屋には、アメリカ産やオーストラリア産、インスタントラーメンは、韓国産など日本以外の国のモノも並んでおり、正に、日本の各県と、また他国の商品との闘いです。このような中で、如何にして佐賀県産のモノを手に取ってもらうか? 売り上げを伸ばすためには、地道なプロモーションをやっていくしかないとのことですが、北海道などは、あらゆる食品を「北海道」と云う名前を冠して消費者へ「北海道ブランド」であることを訴えて消費行動へつなげる戦略のようです。
観光では、九州各県がスクラムを組んだ誘客に取り組んでいますので、食品も商材によっては、九州ブランドを活用する戦略があってもよいのかもしれませんし、日本産農産物の品質の高さは、認知されているので、輸送コストを下げて、全国各県と連携し、様々な産品を「ジャパンブランド」で1年中、リレー方式で店頭に出していくのも面白いかもしれません。

 最後に、私が滞在中に目にした佐賀県のモノを並べてみます。佐賀牛、佐賀県産和牛、唐津のハウスミカン、伊万里の梨、お米、基山・神埼にあるメーカーの棒ラーメン、佐賀海苔、呼子の活きイカ(CAS冷凍)、川副の粕漬け、中でも圧巻は、酒です。酒コーナーが店内に数ヶ所ある高級スーパーでは、半円形の4段棚にずらりと、大吟醸、純米吟醸等々みやき町のお酒が100本超も並んでいました。小城のお酒、鹿島の焼酎も目にしました。その他、有田の焼き物もあちこちで見ることができました。九龍のハーバーシティでは、スヌーピーをモチーフに有田の窯元など日本の伝統工芸と日本の画家のコラボ作品の展示会が開催されており、入場待ちの行列ができていました。

 香港は、年間5千万人の観光客が訪れる世界有数の観光都市でもあります。世界各国から訪れる方々へのショーウィンドーとして活用する佐賀県の企業が、更に増えていくことを期待しています。
 

 

平成26年 8月 1日
理事長 飛 石 昇

問い合わせ

公益財団法人佐賀県地域産業支援センター
〒849-0932 佐賀市鍋島町八戸溝114
TEL:0952-34-4411 FAX:0952-34-4412

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