理事長所感第19号「次世代自動車セミナー200X クルマの未来」

 先月、4月23日(水)東京の秋葉原コンベンションホールで日経ビジネス等主催の「次世代自動車セミナー」が開催されました。「専門家による詳説で今後の自動車業界を見通す!」「市場、経営、技術の変化を読み解く」という、活字に魅せられての受講でした。

 当日は、250名の定員に対し、満席と云う盛況ぶりで、講演テーマに対する関心の高さが窺われました。私も、日本の自動車産業が、今後どうなっていくのか?生産基地としての日本、九州・県内の自動車関連産業はどうなるのか?と云う疑問に対し、自分なりの見極めというか、考えをいくらかでも整理できないか、ヒントを得たいと云う思いで参加したものです。

 講演は、「ヨロズに学ぶ、モジュール対応&新興国攻略」と題して、(株)ヨロズの海外戦略等の紹介、次に、「グローバル市場最前線~世界の自動車市場の今後を読み解く~」、そして「自動車産業の構造変革!」では、市場のグローバル化に呼応する完成車メーカーのプラットフォーム戦略やモジュール化への取り組み等を詳説されました。最後に、「これまでの完成車メーカーとサプライヤーに求められる変革」では、新興国をはじめとした販売地域の拡大に伴う現地適合ニーズや車に適用され得る技術の革新など競争環境が劇的に変化する中、競争を勝ち抜くため、パワートレインの高効率化、HMIの高度化など機能バリエーションの更なる拡充、あるいは、その進化スピードを増大することが不可欠との話があった。

 自動車産業は、今後も世界経済を牽引する成長産業であり、2013年生産台数実績を基点として、2019年までに18,540千台増加し、年間生産台数予測は1億330万台とされている。地域・国別の生産台数の変化予測や車種セグメント別シェア予測、日本車の地域別シェアはどうなるか。市場のグローバル化に伴い、完成車メーカーの開発、生産の負荷低減施策としてモジュール化戦略、共通化戦略が台頭し、これに対応する世界の部品メーカーの役割の変化や日本部品メーカーの取り組むべき戦略等、数字を示し、具体的な取り組み事例を紹介して頂いた。コモンアーキテクチャー、グローバル調達、グローバルスタンダード化競争、モジュールサプライヤー化、システムサプライヤー等々、言葉の意味一つまだまだ勉強不足を痛感したが、世界の自動車産業界の大きな動きに大いに刺激を受けた1日でありました。

平成26年 5月 1日
理事長 飛 石 昇

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