理事長所感第47号「九州シンクロトロン光研究センター」

   当財団の目的は、「県内中小企業等の経営基盤の強化、経営の革新、研究開発の推進等を支援する事業を産業界、大学、行政等との連携のもとに行い、もって地域産業の発展に寄与すること。」であります。そして、この目的を達成するために、2つの事務所を擁し、ひとつが、佐賀市鍋島に、もう一つを鳥栖市に置いています。今日は、このうち鳥栖市にある「九州シンクロトロン光研究センター(以下、「当センター」という。)」をご紹介します。

 当センターは、「佐賀県立九州シンクロトロン光研究センター(SAGA Light Source;SAGA-LSと略記)」の管理運営を行うために、当財団の一部門として平成16年1月に開所し、指定管理者として業務を開始しました。しかしながら、平成17年3月の福岡県西方沖地震により施設・設備への影響を余儀なくされ、供用の開始は、平成18年2月であります。

 SAGA-LSは、佐賀県が産業利用を主目的に設置した九州唯一の放射光施設であり、地方自治体が独自に建設したものとしては、我が国最初の施設です。      
スタート時は、県有ビームライン3本、他機関(佐賀大学)ビームライン1本でしたが、現在は県有ビームライン6本を供用に供し、佐賀大学に加えて九州大学が設置した他機関ビームラインに放射光を提供しています。また、住友電気工業㈱が2本の他機関ビームラインを設置しています。
(放射光の利用状況等の詳細は、http//www.saga-ls.jp/参照。)

 今年の2月に開所10周年の記念行事を多くの研究者、技術者、そして利用企業の方々にご臨席賜り開催しましたが、主催者である山口佐賀県知事から「この10年間、新時代の知の拠点となるべく、設備の増設や用途の拡大などを積み重ねながら、順調に利用実績を伸ばしてきました。そして今、企業や大学、研究機関の皆様とともに追い求めてきた成果が、少しずつ形になり始めています。佐賀発のシンクロトロンの光が、次の10年、さらにその先における地域産業の核として、世界の未来へと真っ直ぐに進んでいくことを期待しています。」との挨拶がありました。

 管理運営をあずかっている財団としましては、開所10年を迎え気持ちも新たに、シンクロトロン光の利用により、産業界の様々な技術課題が解決され、あるいは、新しい技術が生み出されるよう、ユーザーの皆さん方の立場に立った運営に取り組んでまいります。

 

平成28年 9月 1日
理事長  飛  石   昇

 

 

問い合わせ

公益財団法人佐賀県地域産業支援センター
〒849-0932 佐賀市鍋島町八戸溝114
TEL:0952-34-4411 FAX:0952-34-4412

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