理事長所感第13号「佐賀県アセアン経済ミッション」

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さくらタワー(20F)からのパゴタ遠景

 先月、佐賀県工業連合会、佐賀銀行、佐賀県庁主催の「アセアン経済ミッション」に参加し、ミャンマー、タイの現地企業や工業団地、開発計画・予定地等を見てきました。今、注目されているミャンマーは、初めてでしたので、高い関心と期待を膨らませて、現地入りしました。

 1日目は、夕方の7時頃、ヤンゴンの空港に到着(タイ・バンコクでトランジット)、既に、日は落ち、照明は、電力不足のため、ほの暗く赤い。乗用車は、ほとんどが中古車で、しかも日本車が断然多い。迎えのバスは、これも日本の中古で車体には「松本電鉄」の文字がそのままになっています。ミャンマーは、右側通行で車優先。横断歩道や信号もありますが、人々は、左右を確認しながら自由に?道路を横断しています。1時間ほどで、レストランにつき、食事をとり、夜の10時頃(日本時間24:30)ホテルに到着。

 2日目は、ヤンゴンで一番高いビル「さくらタワー」の最上階(20F)で投資先としてのミャンマーの魅力等について、現地で日系企業の誘致促進に取り組んでいる日系企業の現地の責任者からブリーフィングを受けました。

  • 識字率が高く、豊富で安価な労働力、
  • 対日感情の良さ、
  • 中国・アセアンからインド洋への出口と云う地理上の位置

等々 多くの魅力がありますが、

  • 慢性的電力不足
  • 物流の未整備
  • 法治国家としての未整備
  • 2015年の総選挙

等々 課題も多く、

 現段階では、直接工場進出するというより、例えば、縫製やアッセンブル分野での生産委託などでミャンマー側との関係を構築しておく方がベターではないか等、率直で貴重な意見をいただきました。

 その後、JETROヤンゴン事務所を訪問し、まだまだ、リスクはありますが、これからの日系企業の進出先として大変なポテンシャルを持った国であることを実感しました。ヤンゴンには3日間滞在し、その他、ミンガラドン工業団地や韓国・日本向けの衣類を受託生産している現地縫製工場、国内向けの変圧器等を生産している電機関連工場、日本政府が整備支援するティラワ港や背後の工業団地予定地等の視察を行い、最後にヤンゴン郊外にある日本人墓地で頭を垂れてタイへ向かいました。

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縫製工場(ミンガラドン工場団地内) ティラワ港整備計画の一部

 タイのバンコク滞在は、実質1日しかなく、40年前から東南アジアへの日系企業進出のトータル・サポートを行っている企業のブリーフィングに終始しましたが、タイ国物流事情や周辺国の状況、これに加えて、インドシナ半島の東西回廊と南部回廊レポートで、自動車で実際にビデオ撮影しながら各国の道路の整備状況や国境での税関審査や貨物の積替え等々を紹介していただく等、大変参考となる中身の濃い話を聞くことができました。

 経済ミッションの本隊は、この後、カンボジアへ向かいましたが、私は、タイを最後に帰国の途につきました。

 このミッションへは、佐賀県内の企業が多数参加されたので、今後、取引拡大や進出と云うことに繋がってくるものと期待していますし、当財団としてもASEANの動向には注意を払いアンテナを高くして情報収集を行い、企業の期待に応え得るように施策・事業をブラッシュアップしていく必要性を強く感じました。

平成25年11月1日
理事長 飛石 昇
 

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