理事長所感第34号「佐賀県自動車産業振興会見学会」

 

 先月、台風11号を気にしながら、14日から15日にかけて、佐賀県自動車産業振興会(会長:吉村 正 (株)大神代表取締役、会員企業:約70社)が主催する「九州域外企業工場見学会」に参加してきました。

 佐賀県自動車産業振興会は、九州北部地域を中心に進んでいる自動車産業の集積の動きを捉え、県内中小企業が自動車産業へ積極的にトライするため、平成18年10月に設立されたものです。

 ご承知のとおり、自動車関連の取引には、高品質、低コスト、短納期などに対応するための技術力の向上など様々な課題があり、これを乗り越え、取引拡大や新規参入するには、目的を同じくする者が情報を共有し、業種を越えて連携することが必要です。今回の見学会も、技術力向上の参考とするため実施されたものですが、九州域外の企業工場見学会は、昨年のマツダ(株)に続いて2回目で、当日の参加企業は15社、愛知県犬山市の大同メタル工業(株)犬山事業所と岐阜県関ヶ原のTHK(株)岐阜工場をそれぞれ見学しました。

 滑り軸受製造最大手の大同メタル工業(株)は、今年の3月23日に佐賀県、武雄市の3者で武雄北方インター工業団地へ進出するとして協定を締結しました。

 佐賀事業所は、軸受け材料(バイメタル)製造拠点として工場を来年7月に稼働予定ということであります。こういったご縁もあり、今回犬山事業所へお邪魔し、軸受け材料(バイメタル)の製造工程やバイメタルの機械加工工程を見学しました。佐賀事業所では、バイメタルの製造をすることとなるため、機械加工の外注は期待できないものの、今回の進出を契機とした取引拡大等について、参加企業から積極的な質疑が交わされました。

 THK(株)岐阜工場は、今からおよそ400年ほど前、徳川家康と石田三成が日本を東西に分けて「天下分け目」の合戦を繰り広げた、まさにその地に建っています。岐阜工場では、LMガイド、免震システム装置の製造過程を見学させていただきました。THK(株)は、LMガイドのトップメーカーとして、そのシェアは国内約70%、世界でも50%超を有しているといわれており、創造開発型企業として様々な製品を開発し産業の発展に寄与されていることを目の当たりにしました。

 以上、2社の企業工場見学会に参加させていただきましたが、暑い中、汗をぬぐいながら熱心に視察される県内企業の方々の姿を拝見しながら、県内中小企業の中心的支援機関として行政と連携しながら、今回のような大手企業の見学会等による最新技術等の情報収集の機会をはじめ様々な施策・事業の必要性を再認識しました。


 
平成27年 8月 3日
理事長  飛  石   昇

問い合わせ

公益財団法人佐賀県地域産業支援センター
〒849-0932 佐賀市鍋島町八戸溝114
TEL:0952-34-4411 FAX:0952-34-4412

アンケート

このページの内容は分かりやすかったですか?

         

このページは見つけやすかったですか?