理事長所感第26号「医工連携によるヘルスケア事業推進シンポジウム」

 

   当財団では、佐賀大学(医学部、工学系研究科、産学・地域連携機構等)、県内企業に呼び掛け、医療現場が抱える課題を解決する御用聞き的な「課題解決型研究会」として「佐賀県医工連携研究会」での勉強会を平成24年12月にスタートしました。

 勉強会では、佐賀大学医学部付属病院耳鼻咽喉科、薬剤部等からの具体的な課題が提示され、診療器具等の製作や改良依頼があり、これまで9回の勉強会を実施してきました。

 この勉強会と併せて、今年度からは、佐賀大学産学・地域連携機構と当財団が中心となり、医療現場のニーズや課題の聞き取り等を行ってきたところですが、勉強会を始めて、概ね2年が経過したこともあり、「医工連携研究会」の活動を広くアピールするとともに、ヘルスケア事業を軸とした、新たな事業や製品開発に参入意欲のある企業等を募り、産学連携により、この事業の活性化・推進を目的に、先月、11月10日に佐賀大学医学部臨床小講堂で開催したものです。

 プログラムは、基調講演として、「医療現場のニーズを活用する」と題して、西神戸医療センターの加藤博史氏から、神戸での成功事例等を基に作り上げた「神戸プラットフォーム方式」について、ニーズの捉え方、開発と製品評価の方法、出口戦略等々、大変興味深いお話がありました。次に、医療現場のニーズと研究取組内容を佐賀大学医学部付属病院や工学系研究科の先生方から発表していただき、第二部は、食堂で交流会を行い、各テーマのパネルを前に、企業の方から、医療現場の先生への質問を始め、情報交換等、解決シーズの理工系の先生にも入って頂いて、活発に進めることができました。

 医療現場のニーズとして紹介していただいた内容は、紙面の都合で、件名のみ記載しますと、「①佐賀県産品を使った嚥下食の開発について ②俳句アプリを活用した認知症サポートについて ③腱鞘炎予防器具の開発について ④人肌状態センシングについて ⑤子供にフィットしたチャイルドシート及び安全な自転車について」 以上、パネルでの説明を含め、5つの発表が行われました。(注:詳細内容は、研究開発推進課までお問い合わせください。今後、HP等での情報掲載・発信等を増やしていきます。)

 当日は、開始が夕方の5時30分という時間にもかかわらず、10企業から13名、佐賀大学医学部・医学部付属病院や工学系研究科等から20名を超す方々、そして行政関係者など多数の方々に参加いただき、所期の目的は、達成できました。

 今後の課題は、興味・関心のある企業の参加、メンバーを増やし、成功事例を作っていくことですが、そのためにも、医療ニーズを翻訳し、企業と医療関係者とのマッチング、橋渡しができる人材の確保が必要でありますので、その実現に努力していきたいと考えています。

 

平成26年12月1日
理 事 長 飛  石  昇

問い合わせ

公益財団法人佐賀県地域産業支援センター
〒849-0932 佐賀市鍋島町八戸溝114
TEL:0952-34-4411 FAX:0952-34-4412

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